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カレンのお部屋 2

Auteur: 風野うた
last update Date de publication: 2026-04-28 06:54:33

「かなり幼い時です。もっと早く魔法を学んでいたら、義母たちに少しは抵抗出来たかもしれませんね」

「―――いや、抵抗する術がなくて正解だったんじゃないか? カレンが下手にレベッカたちへ抵抗して、命を奪われたりしたら、俺はあいつらに何をしてしまうか分からない……」

「―――殿下が暴走したりしたら……、一体、どうなるのでしょう?―――怖いですね」

 ティーポットから湯気の立ち昇る琥珀色の液体をカップへ注ぎながら、カレンは苦笑する。

 アルフレッドは魔導書を手に持ったまま、ソファへ腰掛けた。そして、パラパラとページを捲りながら、内容を眺める。

―――途中で気になるページを見つけて、手を止めた。

『第三章の二項・姿を変える方法』、そこには『姿を変化させる=物質変換するということ』と書かれていた。

「物質の変換……」

 アルフレッドは銀狐や人間に姿を変えるときに何かを意識して変化したことなど、一度も無い。なので、自分がそんな煩わしいことをしているという意識も無かった。

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